わたしはこんなハンドメイド作家です。
私は、美術系の専門学校出身なのですが、卒業後にそのころの同級生と、絵やオブジェを展示する作品展を何度か行っていました。
でも作品はそう売れるものではないため、ギャラリー使用料を稼ぐために、会場で販売する商品作りを始めたのが、ハンドメイド作品を作るきっかけでした。そのうち、そちらのほうが美術の作品展よりもメインになり、ハンドメイド好きの仲間と、レンタルスペースを借りてマーケットを開くようになりました。
当初私が作っていたのは、着物地を使ったバッグや、ガーゼを縫って手染めしたスカーフなどでした。もともと、自分が使いたくて作っていたものです。スカーフは専門学校時代に使っていた画材を工夫して使い、たまたま染めてみたものだったのですが、とても好評でした。
その後はガラスビーズにはまり、ビーズアクセサリーを作るようになりました。
一番困ったお客さんは「値切るお客さん」
フリーマーケットでの出店で、一番困ったお客さんは「値切るお客さん」ですね。
ハンドメイド作品を販売しているお店なのに、他の中古品販売のブースと同じ感覚で訪れて、値切るのが当たり前だと思っているような態度は、とても不愉快に感じました。
こちらも、それなりに良い材料を吟味して、手間も時間もかけて作っているので、安易に値切られるのは本当に困ります。そういうことを全く想像もしていないというか、気に留めていない無神経さは、ほんとに疲れます。
そうしたお客さんの中には、こちらが丁寧にお断りしても「プロでもないくせに」など暴言を吐いていく人もいます。正直『もう来るな!』と心の中で叫んでいました(笑)
あとは、とにかく長居をするお客さんも困りました。毎回来てくれるのですが、来るだけで特に何か買ってくれるというわけでもない。付き合いでこちらが話を聞いているといつまでも帰らない・・。友達でもなく単に顔見知りのレベルなので、ずっと居られるとこちらも気が休まらないし。どう接したらいいのか毎回悩みました。
オーダーメイドを自分のペースで
家庭や本職の事情もあり、作品づくりや出店をお休みしてしばらく経ちますが、作るのはまた再開したいです。
理想としては、オーダーでその人だけのビーズアクセサリーを作る、ということを中心にやってみたいです。それだと自分のペースで続けて行けそうですし、ビーズや天然石、パーツまで、相談しながら選んで作り上げていくのは、やりがいがありそう。
後は、それをどこで、どんな風に、いつ頃からやっていけるのか、考え中です。